駅で見かけたエディテット・ブラック・コム デ ギャルソン
2011年春夏の広告ヴィジュアル。
黒いベールの下の表情は、
凛として、真っ直ぐに何かを見つめ、静かに腕の筋肉を誇示する。
内に秘めた力をさりげなく表現した1枚。
モデル=リサ・ライオンと撮影=ロバート・メイプルソープ、1982年の作品。
大胆に自身の肉体をさらけ出した写真が多い中、この作品は寡黙。
肉体は静物のように存在している。
古く感じるものも多い、昔の作品たち。
その中でも、変わらずに斬新で存在し続ける作品。
この1枚を発見し、今新たに提示してくれたコム デ ギャルソン。
やはり新鮮で強い。