2011/01/28

力強く寡黙に、中川幸夫の花

エネルギーに満ちあふれた花々。
中川幸夫さんの作品たちを久々に観ることができた。
花を愛で、慈しみ、畏敬の念をもち、対峙し作られた作品。
ご自身の体調もあり、新作と出会うことが難しくなりましたが、
過去の作品たちは、枯れることなく、寡黙に、生命力を放っていました。
思い出すのは、1996年コム デ ギャルソン青山店においてのエキシビション。
エントランスに活けられた数百本のガイミヤリリーは、忘れることができない。
あの小柄な身体から、このような作品がどうしたら生まれるのか。
経済効率や物質欲ではなく、
まっすぐに、ただひたすら、つくりつづけた暮らし。
真似はできない。けれど目指したい。


原宿VACANTにて。

http://www.yukionakagawa.com/